学校も開く予定がどんどん後ろにずれてしまい、6月3日現在、まだ開校できていません。子ども達はどうやって過ごしているのか先生に尋ねると、だいたいは自宅で勉強しているとのことでした。
そして、先月で今年のラマダンが終わりました。
現地からは、「ラマダンが終わったら、子ども達に頑張ったお祝いに何か贈り物が出来たら嬉しい」との連絡が届いていました。
日本で普通に生活していると、周囲にイスラム人がいない限りラマダンについての情報は全くと言っていいほど入ってこないかと思います。
簡単に言うと、「一か月間の断食期間」がラマダンです。昼間はまったく飲食が出来ず、日が沈んでいる間のみ、食べ物や飲み物を口にすることが出来ます。10歳くらいから参加している子ども達が多いようで驚きました。
ラマダンについて詳しく書いてあるページがありましたのでリンク貼ります。
この期間は悪口などは絶対禁止、善人であることが重んじられるとのこと。興味深く読みました。この期間が終わるタイミングでどんなものが喜んでもらえるか聞いてみると、新しいTシャツなどの服や、ビーチサンダルがいいんじゃないか、とのアドバイスがありました。
現地では、まとめ買いをすることでディスカウントしてもらえるとのことで、一枚分の単価に必要な人数をかけ算して見積もりを出すというやり方ではなく、「この金額でこの枚数のTシャツを買ってもらいたいです」という頼み方の方がスムーズにいくこともわかってきました。
PCとプリンターは2つの学校分、インクや紙も用意してもらい、Tシャツを子ども達全員分と文房具を送ることで現地の先生と内容の確認をしました。電話もし、お互いの顔を見ながら話が出来たことは嬉しかったです。
PCが設定できたら、現地の子ども達とオンライン越しでお話をしたいと子ども達も楽しみにしています。先生も積極的で、ぜひ難民キャンプのことを日本の子ども達にもっと知ってほしいから必要なサポートは何でもできるよ!と言ってくれています。
現地の先生とも時どき、「これ言いましたよね」「いや聞いたかわからない」でもめる事があります。日本でもある、「言った言わないトラブル」。
難民とか、ロヒンギャとか、日本とか関係なく、きっと人間たるもの、コミュニケーションの難しさというのはユニバーサルなんだなと感じています。
あまりにも日本の常識が通じなくて時どき「もう!」と嫌になっちゃうことももちろんありますが(笑)、でも絶対に勘違いしてはいけないと思っているのは
1,支援をしてあげる、という上から目線で活動をしない
2,支援させてもらえている、その環境に自分がいることが有難いことだと感謝する
ボランティアは相手のためにやることではなく、自分がさせてもらっている、有難い機会を頂いていることなんだということ。
謙虚に、文化の違いや常識の違い、それらを笑いながら受け止めて、前に進むことが大切だと1年彼らと接してきて感じています。
まとまりがなくなりましたが、早くロックダウンが終わり、学校の子ども達とオンラインで繋がれるのが楽しみです!
繋がれたら、学校の友だちや地域の人たちにも、オンラインで触れ合える機会を作っていきたいと思っています。
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